この記事ではNTPサーバと時刻の同期を行うために必要な設定について紹介しています。
NTPとは
NTP (Network Time Protocol)とは、ネットワークに接続された機器の時刻同期を行うプロトコルです。
同期先のNTPサーバが1台だけだと、そのサーバの時刻が正確であるか不明なので、通常は複数のNTPサーバを参照することで時刻の正確さを高めています。
設定のやり方
1.現在時刻の確認と修正。
[現在時刻の確認]
# date 2019年 9月19日 木曜日 18時50分18秒 JST
メモ
ntpdは1000秒以上ずれていると動作を停止するようです。時刻がずれている場合は、まず時刻を修正します。
[時刻の修正:YYMMDDHHMMの形式]
# date 1909191850
または
# ntpdate NTPサーバのホスト名またはIPアドレス
2.NTPサーバを追加する。
[設定ファイル:/etc/ntp.conf]
server ntp1.jst.mfeed.ad.jp server ntp2.jst.mfeed.ad.jp server ntp3.jst.mfeed.ad.jp
[参考]
公開されているNTPサーバ
NTP/推奨公開サーバ - wiki@nothing
3.ntpdを自動起動するようにする。
[設定ファイル:/etc/rc.conf]
ntpd_enable="YES"
4.サーバの再起動または次のコマンドでntpdを起動する。
# service ntpd start
5.20分程度経過してから同期の確認をする。
# ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== 0.freebsd.pool. .POOL. 16 p - 64 0 0.000 0.000 0.008 +ntp1.jst.mfeed. 133.243.236.17 2 u 958 1024 377 2.189 0.000 0.388 -ntp2.jst.mfeed. 133.243.236.17 2 u 344 1024 377 2.223 0.518 0.650 -ntp3.jst.mfeed. 133.243.236.17 2 u 518 1024 377 1.933 -1.470 0.139 +ntp-5.jonlight. 133.243.238.164 2 u 575 1024 377 1.220 -0.133 0.162 *ntp-b2.nict.go. .NICT. 1 u 938 1024 377 1.526 0.049 0.269
[主なマーク]
+ | 接続テストに合格し、いつでも参照可能なサーバー。 |
– | クラスタリング検査で、参照リストから外れたサーバー。 |
* | 参照同期中であると宣言されたサーバー |
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