擬似言語について
擬似言語はアルゴリズムの学習を容易にする目的で使われる擬似的なプログラミング言語です。
擬似言語には一般的なプログラミング言語のようなプログラムを実行する為の処理系はありません。
従って擬似言語で記述したプログラムはコンピューター上で実行できません。
擬似言語では順次、選択、反復の3つの構造のみを使ってアルゴリズムを記述します。
擬似言語でアルゴリズムを記述する理由として、特定のプログラミング言語に依存せずにアルゴリズムの学習ができることが上げられます。
基本情報技術者試験の午後のアルゴリズムの問題では、従来はフローチャート(流れ図)で出題していましたが、擬似言語で出題されるようになっているそうです。
基本情報技術者試験で使われる擬似言語の構文はC言語に類似しています。
海外では擬似言語とは言わずに擬似コード(pseudo-code)というようです。
擬似言語の記述方法について
擬似言語で使われる記述形式には以下のようなものがあります。
[擬似言語の記述形式]
さらに詳しい記述形式は、「擬似言語 記述形式」などで検索してください。
擬似言語の問題点
擬似言語を使ってアルゴリズムを説明すると以下のような問題が出てきます。
- 擬似言語の構文はC言語に類似している。
- 変数の型などの宣言がある。
- 選択、反復の表記に「■」、「▲」では分かりづらい。
- 罫線を引くのが面倒くさい。図を使う必要がある。
当ブログのアルゴリズムのカテゴリでは、プログラミング言語のコード例にTcl、Pythonなどのスクリプト言語を載せています。
プログラミングを始めるのにPython、Rubyなどのスクリプト言語から始める方も多くいると思います。
従って、当ブログでは、 擬似言語によるサンプルコードは載せていません。
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